勢い。
編集長の仕事にはいろいろあると思うが、
ぼくは物事がもっている「勢い」をとても気にしている。
今日はそんな「勢い」についての話。
そもそもぼくが「勢い」を意識するようになったのは、
かつての上司から「あの人は、人間に勢いがある」
といった話を聞かされていたからだと思う。
「なにか事にあたるときは、勢いをもっている人と組め」
とも言われていた。
最初は「勢い?」とも思ったが、言われてみれば
勢いの有無がプロジェクトの成否を分けた場面に
何度も出くわしていた。
大好きなスポーツでも、チームに勢いを感じさせるクラブが
個人として優れた多くのプレイヤーを擁するクラブを倒す場面を
幾たびも目にしている。
こうして、個人やチームがもつ「勢い」に
気をかけるようになった。

CostaRicaにて。 posted by (C)fujii-t
いま、編集長として編集部を見るときも、
それぞれの「個人としての勢い」はもちろんだが、
「いま、このチームに勢いがあるか?」というポイントは
いつも気にかけている。たぶんよく口にもしているはず。
昨年、こんなことがあった。
といっても、誰も覚えていないかもしれないが。
秋か冬だったと記憶しているが、
クリエイティブビジネス編集部の企画会議ににおいて、
ある人が提案した企画についてアイディアを交わしていたときに
「この企画といっしょに○○○も出したら、部に勢いがつくんじゃないか?」
といった意見が出たことがあった。
無意識に発せられた言葉だとしてもうれしかった。
ひとりひとりの仕事にいい勢いをつけるのが
デスクや副編集長(もちろん編集長も)の仕事だとすると、
各自の勢いを束ねてチーム全体に勢いをつけるのは
編集長の仕事になるだろう。
「勢いの有無」「勢いのよしあし」は
チームの明暗を分けるとさえ思う。
みんなが道に迷い、あっちこっちに走ってしまわないように、
チームとして向かうべき方向は常に示していかないといけない。
そのために編集部でまず編集長がすべきは
「企画の方向性を示すこと」だと思う。
「自分たちが手がける企画は、どうあるべきなのか」
という意識の共有なくして
チームの勢いは演出できないと思う。
誰しも「自分が所属しているチームには勢いがある」と
実感しながらシゴトをしたいはず。
みんながそう実感できる「ひとつ上のチーム。」になれるよう、
日々精進していきたいと思う。
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